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0120-887-090 初めまして…もしくは、ご無沙汰しております。株式会社シーズ 人財開発チームの中村愛美です。
今回から、なんと私、中村が 「中村ママの人事奮闘記」 と銘打って、定期的に記事を配信させていただくことになりました、はい。
人事担当者としてシーズの取り組みなどをご紹介するとともに、働く女性や働くママ視点で思うことや感じることを徒然なるままに書いていこうと思います。
早速ですが、第1回となる今回は、私の自己紹介とシーズの働き方改革について書きます。
最近、29歳になり、30代に片足を突っ込んでいる1児のママの中村愛美と申します。
シーズには、2011年4月に入社し、就活に思い悩む学生さんのサポートをさせていただく学生支援チームという部署に所属しておりました。当時の仕事は、シーズが提供する新卒向けの就職情報サイト【オカジョブ・ヒロジョブ・カガワジョブ】の運営や、合同会社説明会、職学校Liveなどの就活イベントの企画・運営を行っていました。
さらに、就活アドバイザーとして、岡山県・広島県などの大学・短期大学・専門学校で、就職ガイダンス・セミナーなどの講師もさせていただいており、特に、岡山ではほとんどの大学様で講師の実績があります。
…かといって、喋りが上手いという訳ではありません。それどころか私の最大の特徴は、滑舌が悪いことです。今後、シーズのイベントなどで、「なに?あの人。めちゃくちゃ滑舌が悪んだけど…」と思われたら、それは十中八九、中村です。ぜひお気軽にお声がけください。心からお待ちしております(笑)
話がずれました…自己紹介ですね。
学生担当、学校担当として岡山を中心に活動していた私ですが、2016年1月より産休を取得し、出産・育休を経て、今年4月に復帰させていただきました。
復帰後は元々所属していた学生支援チームではなく、なんと新たに発足した社内の人事業務を担う「人財開発チーム」という部署のメンバーになりました。
…が、チームといえど、チームメンバーは中村…のみ!寂しい寂しい1人ぼっちチームです。
人事経験もほぼ無い初心者ではありますが、シーズは、人財支援を生業にしている会社!
当然、人事に関するコンテンツは沢山あります。…が、それらをまだまだ活用しきれていない。
そんな現状を打破し、シーズにおける人事課題の解決を目指し日々奮闘しております。
さて、今回は人事系のニュースの中でも特にいま話題の「働き方改革」についてお話していきたいと思います。
シーズも昨年から本格的に取り組んでおり、今年6月には、私中村がセミナーの講師を務めさせていただき、シーズのこれまでの「働き方改革」に関する取り組み事例をまとめて紹介するセミナーを開催させていただきました。
【無料セミナー】ワーク・ライフ・バランスを実現するための働き方改革https://www.seedsjp.com/seminar/okayama/2500/
このセミナーでお話したことを基に具体的にシーズがどんな改革をしているのか、ご紹介させていただきます。
シーズでは、働き方改革の一環で行政が推進する「ワークライフバランス」をまず着手しました。
ワークライフバランスとは(内閣府)
http://wwwa.cao.go.jp/wlb/towa/index.html
仕事だけではなく、プライベートも充実させたい…そんな社員の声は以前から多くあり、特にここ数年、女性社員の割合が増えたことで、より女性が働きやすい環境を早急に整える必要がありました。
(参考までに、現在のシーズの社員男女比は、男性19名/女性24名、うち25歳~35歳の女性は18名にも及びます。)
女性は、結婚・出産などのライフイベントによって、働き方を見直さねばならない事態に直面する可能性が大いにあります。そんな状況においても、キャリアを積んでいけるようもっと柔軟に働き方を選択できるようになれば…と私自身も思っていました。
そんな中で、代表の平川の後押しもあり、2016年、「男女共同参画プロジェクト」が立ち上がりました。
実は、当時、私は育休中だったのですが、直近で育児と仕事を両立していかねばならない立場の人間であったので、このプロジェクトメンバーを加えてもらい、ここぞとばかりに要望をドンドンドンドンと挙げさせていただきました、はい(笑)
そして、プロジェクトメンバーが、各社員から寄せられた想いや会社への要望なども集約し、会社とすり合わせを行った結果、2017年4月にシーズの就業規則に『ワークライフバランス規定』が追加されることになりました。
その中身は下の通りです。
★ワークライフバランス休暇
付与から2年経過し、失効してしまった有給休暇をワークライフバランス休暇として、以降1年間取得可能とするといったもの。育児や介護はもちろん、自己研鑽やボランティアの目的での取得もできます。
★1時間単位での有給休暇の取得
それまで1日ないしは半日単位でしか取得できなかった有給休暇を1時間単位で取得可能。
突然の保育園からの迎え要請にも臨機応変に対応できるようになりました。中村、助かっています、はい。
★時差出勤
通常9:00から18:00の勤務時間を必要に応じて繰り上げや繰り下げしながら出勤することが可能。
1日限りでの利用も可能なので、通院時などでも使えます。
また、業務の都合上(例えばイベント開催や転職相談などなど)、定時である18:00以降に残業する必要が生じる場合、そのぶん、朝遅く出勤することで帳尻を合わせています。
★短時間正社員
5時間・6時間・7時間の中で、希望の時間内での勤務が可能。私も現在6時間勤務で働いています。
育児の場合は、子どもが小学3年生になるまでこの制度の適用となるため「小1の壁」にもばっちり対応できます。
ここは中村の希望がふんだんに盛り込まれています、はい。
ちなみに、小1の壁について。皆様はこのワードを耳にしたことがあるでしょうか?
ママにとって喜ばしい子どもの小学校入学が、場合によっては、働くママたちにとっての大きな悩みのタネになってしまうのです。簡単にご説明しますと…
小学校入学まではママに代わり、子どもの保育を担っていた「保育園」が、延長保育を利用することにより19時ごろまで子どもを預かってくれていました。それが保育園を卒園して、小学校に入学すると、子どもたちは放課後「学童保育」を利用することになることが考えられます。
しかし、この「学童保育」…実は17時や18時で閉まってしまうことが多く、保育園より子どもを預かってくれる時間が短いのです。その一方で、企業によっては、短時間正社員制度の適用期間が子の小学校入学までとなっているケースが多くあります。
少し前まで保育園に通っていた子どもが、4月に小学校に入学したからといって、いきなり自立し、夕方学童から自分の足で帰宅し、ママの帰りを1人でお留守番をしながら良い子に待つことができるものでしょうか。私だったら、子どもにそんなことさせられません。「もう心配で!心配で!!心配で!!!」仕事がまるで手につかないことでしょう。
短時間正社員としてはもう勤務できず。フルタイムとしても勤務できず。そんな状況に陥ったママたちが泣く泣く退職に至るというのは、よく聞く話です。ざっくり説明で恐縮ですが、これが小1の壁です。
それを踏まえて、シーズでは子どもが小学3年生になるまで短時間正社員として勤務できるよう就業規則を改定しました。
★育児・介護休暇中のサポート体制
ここも中村も希望がふんだんに盛り込まれている内容です、はい。
休暇中、私は会社とのつながりが希薄になることに寂しさを感じていました。また、子どもと2人きりの生活は、楽しく幸せな毎日ではありましたが、自分が社会と繋がっていないことに対して大きな不安を感じる日々でした。休んでいる期間が長ければ長くなるほど、もしかして私って会社にとって要らない存在なのかもという想いが募るという負のループ。その不安を解消するために、自分から直属上司との定期面談やeラーニングを用いた研修の実施を会社にお願いし、それらの機会をいただけることになりました。それに加え、定期的な社内の情報共有、休暇中の相談窓口の設置なども盛り込み、ワークライフバランス規定の1つに加えていただきました。
ちなみに現在、シーズでは育児休業中の女性社員が2名おり、その社員の相談窓口を中村が担当しております。
★プレミアムフライデーの導入
こちらはもうご存知かと思います。2017年2月より始まった個人消費喚起キャンペーンですね。
月末金曜日は15時定時とし、パーっと飲みにいったり、家族との時間を過ごしたり…
シーズではキャンペーンが始まった2月月末より現在まで毎月実施しています。
ワークライフバランス規定の導入により、シーズ内の働き方改革は一気に進んだように思います。
しかし、制度は充実しても、それを利用しやすい環境づくりも同時に進めていかねばなりません。制度はあくまで制度です。(幸いなことに、シーズは比較的そのあたりが柔軟な会社だと自負しています。)
また、短時間勤務をしているのは、現在、私だけですが、会社や一緒に働いているメンバーにも様々なご配慮をいただき、有難いなぁといつも思っています。一方で、私の働き方で、ご迷惑おかけしている部分もきっとあり、申し訳ないとも感じています。
ただ、育児と仕事の両立は、もう個人の努力ではどうにもならない、しょうがないことだと思います。
だからこそ、そこに対して引け目を感じるではなく、その状況下で私にできる精一杯のパフォーマンスをしていくのが、会社に対して、そして一緒に働いているメンバーに対しての恩返しに繋がると思い、試行錯誤しながら働いています。
制度の恩恵を受け、周囲にサポートしてもらっている側は有難いなぁ、助かるなぁと感謝の気持ちは絶対に忘れてはいけないと思います。そんな我々の気持ちがサポートする側の方々に伝わって、お互いがお互いに思いやりを持ちながら働いていけることが理想ですよね。つまりは、相互扶助ってやつですね!
まぁまぁ言うのは簡単、それを実現するのは途方も無く難しいんですけどね。でも、その理想を目指し続けることが大切なんだと言い聞かせ、これからも様々なしがらみを感じながらも前向きに頑張っていきます!
そんな中村の奮闘ぶりをぜひ皆様に温かい目で見ていただければと思います。
今後ともぜひ中村とこの人事奮闘記をよろしくお願いいたします。