岡山・広島で、日々採用活動にご尽力されている人事担当者の皆様。
こんな「ため息」が出たことはありませんか?
「面接では、あれほどハキハキと優秀に見えたのに…」 「スキルも経歴も申し分なかったはずが、現場でまったく馴染めない」 「やっと採用できたと思った矢先に、早期離職の連絡が…」
私たちシーズも、岡山・広島という地で多くの企業様から、こうした切実な「採用ミスマッチ」のお悩みを伺ってきました。
人材の採用・確保が難しくなっている昨今、一人の採用にかかるコスト(面接の時間、研修費用、求人広告費)は計り知れません。それだけでなく、早期離職が続くと、既存社員の士気にも影響を与えかねません。
だからこそ、ミスマッチはできる限り避けたい課題です。 なぜ、私たちはこれほどまでに「人材の見極め」に悩み、時にミスマッチが起きてしまうのでしょうか。
1.「スキル」という“氷山の一角”しか見ていない
2. EQとは何か? なぜ今、重要なのか
その原因の一つは、私たちが採用のモノサシとして、履歴書に書かれた「専門スキル」や「学歴・職歴」といった、目に見えやすい“氷山の一角”に頼りすぎているからかもしれません。
もちろん、業務に必要な「専門スキル」や「知識」は重要です。 しかし、そのスキルを発揮するための「土台」となる部分は、水面下に隠れています。
●プレッシャーがかかった時の「感情のコントロール能力」
●チームメンバーと協調するための「対人関係力」
●予期せぬ変化に対応する「柔軟性」
●お客様の気持ちを汲み取る「共感性」
これら、水面下に隠れた「人間力」こそが、その人の「EQ(こころの知能指数)」なのです。
「EQ」という言葉は聞いたことがあっても、「具体的に何?」と問われると、答えにくいかもしれません。 EQは、単に「優しい」とか「人当たりが良い」ことではありません。
EQとは「感情の情報をうまく処理し、活用する能力」(※)を指します。 もう少し噛み砕くと、
●自分や相手の感情に「気づき」(認識)
●その感情がなぜ生まれたのかを「理解し」
●その感情を「コントロール・活用」して
●自分や周囲の人が最大限の力を発揮できるように導く
という、非常に高度な情報処理スキルです。
(※ 参考:大学生協学生EQセンター「EQとは」) https://seq.univcoop.or.jp/seq/about_1definition.html
AI(人工知能)が「知識」や「論理」の分野で人間を凌駕し始めた現代、人間にしかできない仕事、つまり「チームで新しい価値を生み出すこと」や「顧客の複雑な感情に寄り添うこと」の重要性が増しています。
だからこそ、この「感情を処理する能力(EQ)」が、これからのビジネスパーソンにとって不可欠なスキルとして、世界的に注目されているのです。
「スキル」は入社後に教育できても、このEQ(感情のクセやストレス耐性)は、短期間で変えるのが難しいものです。
「スキルは高いがEQが低い」人材を採用してしまうと、冒頭のようなミスマッチが起きてしまいます。 自社に「馴染み」、長く「活躍」してくれる人材を見極める客観的な視点として、「EQ」への注目が高まっています。
採用における「勘」や「経験」は、素晴らしい財産です。ですが、その「勘」を裏付ける「客観的なデータ」があれば、採用の精度は格段に上がります。
「面接では見抜けない『ストレス耐性』や『思考のクセ』を採用段階で把握したい」 そうお考えの人事担当者様へ。シーズが提供する新卒・中途採用向け適性検査「アドバンテッジインサイト」は、採用ミスマッチのリスク把握や、面接での質問精度向上に役立ちます。
私たちシーズは、アセスメント(適性検査)のご提供だけでなく、岡山・広島の地で「オカジョブ」「ヒロジョブ」を運営し、新卒採用から中途採用、IT化支援まで、企業の人事課題をワンストップでサポートしています。
「まずは何から手をつければいいか分からない」「採用全般について相談したい」 そんな人事担当者様は、まずはお気軽にこちらのフォームからお問い合わせください。
(次回の予告) 第2回は、面接で「人」の本質を見抜く具体的な質問テクニックと、「採用アセスメント」活用のススメについて解説します。